2009/11/24

企業の芸術活動支援

2005/07のエントリー再掲。この話題も2009/08にアナウンスされたサントリーミュージアム休館(事実上の閉館)を見ると、考えさせられます。安藤忠雄建築もどうなるのか心配。間違っても取り壊しになりませんように。

----------------------
雑誌の記事で、Gregory Colbertという写真家を知りました(Pen,8/1号,P130)。
http://www.ashesandsnow.org/
(↑Exhibitionのサイト。2007年に日本にも上陸予定)
実物は見てないけど、写し出される緊張感や空気感が秀逸。個人的に好きな世界です。

で、記事には本人の言葉も掲載されているのですが、その中で「展示にも企業のロゴをださず、僕は宣伝の時計すらしていない」との言葉が。実は、Rolexがこの作家をサポートしているらしいのです。う〜ん、Rolex社の懐の深さですな。

一時期、企業メセナとして、各日本企業こぞって文化施設を創ったりしてましたが、最近大きな話題はめっきり聞かなくなりましたね。

身近な話題では、寂しい話題が。
ICC存続の危機
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=1509804
開館時のイベントには足繁く通って、生”浅田彰”とか観てワーワー言ってたのも、もう8年も前の事。いや、まだたった8年か。

企業側としても表向きは「文化的〜」とはいいつつも、資本投下を伴う活動なので、イメージアップ等の効果を狙ってると思うのですが、広告とは違って継続的な投資が必要となるだけに、慎重に判断してもらいたいものです。

・・・と、一通り書いてから雑誌に目を戻すと、左隅に「提供:日本ロレックス」との記載が。本文で本人が「陰で支えてくれるRolex社」と言っているだけに、これにはちょっと、う〜ん、という感じ。

企業の芸術活動支援って、むずかしいですね。
--------------------------


0 件のコメント:

コメントを投稿