2010/07/14

雑誌スキャン(PDF化)と各種電子雑誌アプリを経験して

しばらく前に購入しましたが、評判通りの機能と効果。
「捨てるにはもったいないけど、保管スペースが・・・」だった雑誌類を裁断→スキャンしてPDF化しました。俗にいう”自炊”。両方合わせて7万強の出費ですが、雑誌が占有するスペース月額単価と比較した場合、回収期間法では数ヶ月でペイする計算(という正当化)。

プラス
発売日:2009-09-01

富士通
発売日:2009-02-07

1週間にわたって、100冊弱をPDF化したけど、断裁機の切れ味に惚れ惚れし、スキャンのスピードに驚嘆。スキャンのスピードに関しては、業務用の複合機よりも速い(と感じる)。

ただし、トータルな解決策としては、まだまだだと感じる点も。
それは、PDFの文字認識機能(OCR)。これは、上に挙げたハードというよりもソフトの問題。

当然ながら、PDF化した雑誌データは「そういえば、前に買った雑誌に○○の事が書いてあったな」程度な記憶をトリガーに、検索をしたい。そのためには、画像データとしてのPDFだと何の意味もなく、テキストデータ化しておく=OCR(Optical Character Recognition)ソフトを通す必要がある。

スキャナ添付のOCRを利用したけれど、まるで駄目、使い物にならない。確かに、今回は縦組横組が混在する雑誌であったというのも、OCRソフトには不利な点ではあると理解します。ただ、それを差し引いても、実用にはほど遠い。これが、文庫や新書のように、縦書き統一フォーマットだったら使えるかもしれない。

なので、雑誌データは今のところ、とりあえずPDF化しておいて、優れたOCRソフトが出てくる事を待ちます。

で、PDF化とビューンとWired電子版、GQやVOGUE等の電子本を経験した後に改めて感じた事。
「特定媒体に適した表現方法を、別媒体でシミュレートしても全然ダメ」という事。
記事や広告に関連した動画やwebにダイレクトリンク出来る事は、メリットの一つではあるが、それが電子本である必要性には直結しないと感じる。

一度紙媒体で読んだ雑誌のPDF化は、"読む"事ではなく、アーカイブや上記で述べた検索がメイン目的なのでアリ。初めて読む電子媒体雑誌が、紙と同じ編集の場合はナシ。

当然の事かもしれないですが、実体験を通じてそんな形が見えてきた。

プラスして、「保管スペースをとっても、やっぱり紙媒体のまま手元に置いておきたい」と思う雑誌は、そのまま本棚においてあります。AXIS、1997年位までのSwitch、STUDIO VIOCE、Esquire、アイデア、旅学などなど。

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